奈良県桜井市多武峰(とうのみね)にある談山神社は紅葉の名

奈良県桜井市多武峰(とうのみね)にある談山神社は紅葉の名所として知られています。紅葉の時期になると境内は紅葉狩りに訪れる大勢の観光客で賑わいます。しかしここは「あじさい」の隠れた名所であることはあまり知られていません。境内は毎年6月中旬から7月中旬にかけて約1000株のあじさいに彩られます。「青もみじ」と「あじさい」を鑑賞に静寂に包まれた新緑の談山神社へ行ってみませんか?

中臣鎌足を祀る「大化の改新」謀議の地

写真:モノホシ ダン

談山神社はもともと神仏習合の寺院であり多武峰妙楽寺(とうのみねみょうらくじ)といいました。祭神は中臣鎌足(なかとみのかまたり)で、http://faoewraoeur.on.omisenomikata.jp/diary/1637849
http://tblo.tennis365.net/faoewraoeur/2017/05/25/gdtgdtrt/
http://tblo.tennis365.net/faoewraoeur/2017/05/25/gsdtserwerwer/
645年に中大兄皇子とともに飛鳥板蓋宮で時の最高権力者の蘇我入鹿を誅殺し大化の改新の偉業を成し遂げた人物です。
明治に入り1869年に神仏分離令によって「談山神社」と改称しました。社号の由来は、中臣鎌足中大兄皇子大化の改新の談合を多武峰で行ったことによります。旧社格は「別格官幣社」で、これは国家のために功労のあった人臣を祭神とする神社です。

写真:モノホシ ダン

神社への入山は紅葉の時期以外は正面入山受付ではなく西入山受付からになります。受付を入り上がってすぐのところが「蹴鞠(けまり)の庭」と呼ばれる写真撮影のベストスポットです。正面の「権殿」と「十三重塔」と右手の「神廟拝所」をバランスよく収めることができます。
蹴鞠の庭では、毎年4月29日(昭和の日)と11月3日(文化の日)に「蹴鞠祭」が行なわれます。中臣鎌足中大兄皇子が飛鳥法興寺の蹴鞠会(けまりえ)で初めて出会った故事にちなんだものです。

写真:モノホシ ダン

談山神社の発祥は、http://www.freeml.com/bl/15643654/367006/
http://www.freeml.com/bl/15643654/367007/
中臣鎌足の長男の定慧(じょうえ)和尚が父の鎌足の供養のため十三重塔を造立したのが始まりです。写真の神廟拝所には中臣鎌足の木造が祀られています。ちなみに中臣鎌足は死の間際に天智天皇となった中大兄皇子から藤原姓を賜り、のちに隆盛を極めた藤原氏の始祖となっています。

談山神社のシンボル「十三重塔」

写真:モノホシ ダン

談山神社のシンボルともいえる高さ17mの「十三重塔」は678年に創建された塔婆で現在の物は1532年に再建されたものです。木造十三重塔としては世界唯一の貴重な建造物です。

写真:モノホシ ダン

楼門前にはピンク色のあじさいが咲きます。朱色の楼門とピンクのあじさいはとても良く似合います。

写真:モノホシ ダン

あじさいとカタツムリのコラボも狙ってみましょう。探すと意外に見つけるのが難しいカタツムリですが、それだけに見つかった時の喜びは大きいです。ちなみにカタツムリの殻の巻き方は右巻きと左巻きがありますが右巻きのほうが圧倒的に多いです。