カリブ海の最南端に位置する国、トリニダード・トバゴ

カリブ海の最南端に位置する国、トリニダード・トバゴ。かつては南米大陸と陸続きだった事から、南米の動植物が数多く生息しており、様々な野生の鳥や動物を見ることができます。その中でも特に貴重なのが絶滅危惧種のオサガメ。世界でも、この地がオサガメの最大の産卵地となっています。
今回ご紹介するのはトリニダード島にある「アカジューホテル」。なんと、すぐ目の前のビーチでオサガメの産卵が見れちゃうんです!

ウェルカムドリンクはココナッツジュース!バカンス気分は急上昇!

写真:SAORI GRAPH

首都ポート・オブ・スペインから車で走ること3時間。木々が生い茂る山道を抜けるとのどかな時間が流れる小さな村、グランドリビエラ(Grande Riviere)に到着します。ここに今回ご紹介する「アカジューホテル(Acajou Hotel)」があります。
広い敷地内に入り、まずはレセプションでチェックインを済ませます。この時にオサガメの産卵ツアーの申込みも済ませましょう。また、夕飯をホテルのレストランで食べるかどうかも聞かれますので、必要な場合はお願いしましょう。(グランドリビエラはとても小さな村なので、商店が3軒程しかありません。夕飯はホテルのレストランをオススメします)

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チェックインを済ませ宿泊するコテージに入ると、ウェルカムドリンクが運ばれてきます。ウェルカムドリンクはココナッツジュース!カリブ海で過ごすバカンス気分が一気に急上昇します。
日差しが強く日中の気温が高いカリブ海。たっぷりのココナッツジュースでしっかり水分補給しましょう。

宿泊はコテージ1棟貸し。憧れのハンモックでお昼寝タイム

写真:SAORI GRAPH

アカジューホテルの敷地内にはバリ風のコテージが6棟建っており、宿泊はコテージ1棟貸しとなっております。
コテージの中はシーリングの付いた高い天井で開放的な造り。天蓋付きのベッドがリゾート感をより一層演出します。部屋にはWi-Fi(無料)も完備されているので快適に過ごす事ができます。

写真:SAORI GRAPH

ウッドデッキに出ると、150メートル程先にビーチが見え、波の音がここまで聞こえてきそうな雰囲気です。コテージの周りは手入れの行き届いた庭になっており、庭の木々の間を様々な鳥達が行き交います。
日中はウッドデッキに備え付けられているハンモックに揺られながら、のんびりとしたカリブの時間を過ごすのがオススメです。

3月末~6月末はオサガメの産卵ツアーも!

写真:SAORI GRAPH

コテージからは専用の歩道を通ると3分程でビーチに出れます。1,6km程のこのビーチが、絶滅危惧種オサガメの最大の産卵地となっているのです。体長約2メートルにもなるオサガメが、ピーク時には1晩に300~400頭もやってくるのだそう。その光景はまさに圧巻です!
ここグランドリビエラは3月末から6月末に訪れれば必ずオサガメの産卵を見る事が出来るスポット。8月頃まで産卵は続きますが、7月以降は産卵にやってくるオサガメの数が減ってしまいます。確実に産卵を見たい!という場合は3月末から6月末に訪問しましょう。更に5月半ば以降は孵化した赤ちゃんカメの保護活動に参加する事も出来ちゃいます。
オサガメの産卵ツアーはホテルのレセプションで申込み可能。ツアーに申込みするとバウチャーが貰えますので、それを腕に巻いて夜のオサガメ産卵ツアーに参加します。昼間のビーチは出入り自由ですが、夜間の産卵を見るには専門ガイド同行のツアー参加が必須となります。

写真:SAORI GRAPH

夕食を終え、夜9時過ぎにオサガメ産卵ツアーが開始。懐中電灯を使うとカメの産卵を妨げてしまうので、ガイドさんが持っている赤いライトを照らしてオサガメの産卵を観察します。
「本当に産卵を見られるのかな・・・?」という疑心を他所に、ビーチのあちこちに黒い大きな塊が。その大きな塊こそ、絶滅危惧種のオサガメです。上の写真は赤いライトの中で撮影したので見づらいかとは思いますが、オサガメの後ろにいる成人女性と比較するとその大きさは一目瞭然!体長2メートルのオサガメはまるで岩のようで、迫力満点です。
後ろ足で器用に浜辺に深い穴を掘り、そこに卵を産み落としていきます。ガイドさんの手引きで産卵中のオサガメの頭や首の辺りを触る事も出来ます。「カメは産卵中に涙を流す」という話を聞きますが、実際に目から流れているのは涙ではなく塩分を含んだ粘液。それでも、涙を流しながら産卵しているように見えるその姿には思わず「頑張れ!」と声を掛けてしまいます。