京都・東山にある「圓徳院」で5月7日(日)まで開催中のイベント

京都・東山にある「圓徳院」で5月7日(日)まで開催中のイベント「禅寺体験ことはじめ」。8種の体験うち抹茶以外は拝観料のみ、しかも予約不要で体験ができ、気軽に臨済宗の修行に触れられる。ライトアップされる日没後なら、春の夜の風情を感じながら心穏やかに集中できそうだ!

「圓徳院」は豊臣秀吉の妻、北政所ねねが過ごした住居とあって、春の桜、秋の紅葉など四季折々の植物が楽しめるのが特徴。修行体験のあとは、桃山時代の様式をほぼそのまま残す北庭(写真)の景色や方丈の室内にある見事な「白龍」の襖絵、障壁画などもぜひ鑑賞したい。

■ 座禅体験で心を静める

http://tblo.tennis365.net/gawerwerwe/2017/03/30/getaewrwer/
http://tblo.tennis365.net/gawerwerwe/2017/03/30/faewrdfaer/

坐禅は物事を客観的に考えたい人におすすめ。左手の親指を右手で握り込んで手を結び、背筋を伸ばす(所要時間5分~)。

坐禅の時の目は自然な半眼で、やや下を向く。息をゆっくりと細くはくのがポイント。心の中で10まで数え、各自のタイミングで退出を。

■ 仏様のお顔を描く写仏体験

http://www.okirakupankai.com/post/entry/1346
http://www.okirakupankai.com/post/entry/1345

写仏の所要時間は写真の約10分のものと30分の2種から選べる。穏やかな仏様のお顔と向き合い、自然と優しい表情に。

写仏では、豊臣秀吉公の念持仏である三面大黒天様を写仏することにより、人に好かれるような笑顔を導くことができるというご利益がある。

■ 住職が教える禅寺修行の心得

<その1>まずはご本堂に一礼しましょう「座禅などを通して無心になることで、人生を見詰め直すのが禅寺修行です。『心を浄化させる』ということを意識しながら臨まれるのが理想。まずはご本堂に手を合わせて一礼し、気持ちを込めて取り組みましょう」

<その2>体験中は周囲への気配りを忘れずに「身構えすぎることなく、同行者との会話を楽しんでいただくのは、もちろん問題ありません。ただ、集中してそれぞれの修行に取り組んでいる方がいらっしゃるので、周りへの気使いをつねに忘れないようにご配慮ください」

<その3>ぜひ実生活でも役立てましょう「禅宗には『時々に勤めて心のホコリをぬぐわなければならない』という言葉があります。体験だけで終わるのではなく、日ごろから気持ちを落ち着ける時間を作るなど、ぜひ得た『心』を役立ててください」