鳥取県三朝温泉では毎年5月に「花湯まつり」が開催されています

鳥取県三朝温泉では毎年5月に「花湯まつり」が開催されています。お祭りは一年に一度しか開催されていないのですが、「陣所の館」ではお祭りの綱や、祭りを再現したミニチュアなどが展示され、年間を通して花湯まつりの魅力に触れることができます。入場無料なので、三朝温泉のそぞろ歩きのと併せてぜひ楽しんでみてください。

花湯まつりとは

写真:栗原 由

鳥取県の奥座敷三朝温泉では、毎年5月のゴールデンウィークに「花湯まつり」が開催されています。「花湯まつり」の由来は諸説ありますが、お釈迦様の誕生を祝い、http://www.bicyclemap.net/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=2502&post_id=2795&order=0&viewmode=flat&pid=0&forum=11#forumpost2795
http://www.bicyclemap.net/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=2503&post_id=2796&order=0&viewmode=flat&pid=0&forum=11#forumpost2796
その年の豊作と商売繁盛を願うお祭りとされています。
以前は、4月8日のお釈迦様の誕生日の一ヶ月後の、5月8日に開催されるのが習わしでした。現在は、休日の関係があり毎年5月3日と4日に開催され、大綱引きは5月4日の夜に開催されます。
「花湯まつり」では三朝神社では温泉の恵みに感謝する祭典や、お薬師供養祭が行われ、子どもたちの成長を感謝し、健やかな成長を願う稚児行列が三朝温泉街を練り歩きます。
なんと言っても一番の見どころは大綱引き「陣所」と呼ばれる行事です。これは五穀豊穣、商売繁盛を願う綱引きです。その年、東が勝てば豊作、西が勝てば商売繁盛!すると言われています。

藤かづらで作られた綱

写真:栗原 由

陣所の醍醐味は、まずこの綱引きの綱です。長さは80メートル、http://www.lulublo.com/BLOG/WEB3/toNikkiView?name_no=1089&name=faeoiuaorie
http://www.lulublo.com/BLOG/WEB3/toNikkiView?name_no=1088&name=faeoiuaorie
胴回りは約1.5メートルあり、これを2本作ります。地元ではそれぞれを雄と雌の綱と呼んでいます。この2本の綱の重量をあわせると4トンにもなります。
これを、毎年住民の手作業で作っているというからすごいですね。国の重要無形民俗文化財に指定される所以はここにあるのですね。(「三朝のジンショ」は平成20年3月11日国の重要無形民俗文化財に指定 )
「陣所の館」では実際に使用される綱が展示されています。実際は4トンほどあるのですが、綱1本1本は実際に使われているものと、太さや固さなどまったく同じです。これだけでも大きいのに祭りの綱はどんなものだろうと想像が膨らみます。